[電池] 充電池(エネループ,エボルタ)・アルカリ電池の比較,違い,おすすめ

 


By yoko

ページ前半は電池の性能について。後半は、単三・単四の電池を買うとき、「普通の乾電池」と「エネループやエボルタなどの充電池」のどちらを買った方が良いのか・得なのかについてまとめています。

【目次】
1~5.電池の性能について (エネループ,エボルタ)
6~8.充電器について (充電時間,互換性,電気代)
9.値段比較 (単三,単四)
10.乾電池と充電池 どちらが得か
11.用途別 おすすめの電池

アルカリ乾電池、充電池(ニッケル水素電池、リチウムイオン電池) の長所と短所の比較

  長所 短所
アルカリ乾電池 値段が安い
自己放電が少ない
使い捨て
低電圧レベル(1.5V)
ニッケル水素充電池 充電式、繰り返し使える 低電圧レベル (1.2V)
リチウムイオン電池 充電式、繰り返し使える
エネルギー密度が高い (同じ体積、重さで2~3倍のエネルギー密度)
高電圧レベル(3.7 V)(同じ電圧を得るのに3分の1の電池の本数ですむ)
自己放電が少ない
値段が高い
損傷すると危険

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電池の使用期限、使用推奨期限について

使用推奨期限とは、期限までに使い始めれば電池が正常に作動することを保証している期限のこと。期限が過ぎても電池は使えますが、持続時間が短くなります。
アルカリやマンガン乾電池などの充電式ではない一次電池に表示されています。

パナソニックの乾電池では「月-西暦年号」の順。
「04-2020」「04-20」とあれば2020年4月が使用推奨期限です。

充電池の場合は、電池の寿命は、使用機器・使用条件などで違いが出るため使用推奨期限は書かれていません。
充電池は、パッケージ(電池が入っている包装)と電池の表面に製造年月(何年何月に作られたか)が印刷してあります。

充電池(エネループ)の例
2006年2月製造「06-02 AA」AA=単3形

パナソニック製の乾電池の使用推奨期限

乾電池エボルタ 単1~4形 10年
アルカリ乾電池 単1~4形 10年
アルカリ乾電池 V9角型 2年
カラーアルカリ乾電池 単3~4形 5年
1.5Vリチウム乾電池 単3~4形 15年

マンガン乾電池 単1~2形 3年
マンガン乾電池 単3~4形 2年
マンガン9V角型 1.5年

アルカリボタン電池 2年
コイン型リチウム電池 5年

乾電池・充電池の自然放電率(自己放電率) 1ヵ月・1年間に減る割合

自然放電(自己放電)とは、電池の容量が、使用していないにも関わらず、時間の経過とともに減っていく現象のこと。

[乾電池]
・アルカリ乾電池 1年間(12ヶ月)に2%~5%

[充電池]
・リチウムイオン電池 1ヶ月に5%、1~10%。
・ニッケル水素電池 1ヶ月に10~30%
・エネループ(ニッケル水素電池) 1年(12ヶ月)に10%

自然放電が小さい順に並べると

1.[乾電池] アルカリ乾電池 1年間(12ヶ月)に2%~5%
2.[充電池] エネループ(ニッケル水素電池) 1年(12ヶ月)に10%
3.[充電池] リチウムイオン電池 1ヶ月に5%、1~10%。
4.[充電池] ニッケル水素電池 1ヶ月に10~30%

以下、参考出典

乾電池は、常温で、1年間に約3%~5%自然放電します。
出典 SONY
http://www.sony.jp/battery/qanda/#A1

室温におけるニッケル水素充電池の自己 放電率は1日あたり 約1~2%で、1年 あたりの自己放電率 が2%のアルカリ乾電池と比べると、高いと言えます。
www.ni.com/white-paper/7859/ja/pdf

リチウムイオン電池(充電池)の一月あたりの自己放電率は5%程度で、ニカド電池やニッケル水素電池の自己放電率と比較した際1/5以下に押さえられます。

出典 株式会社エジソンパワー
http://www.edisonpower.co.jp/lithium/

一ヶ月あたりの自己放電率は、
ニッケル水素電池は10~30%
リチウムイオン二次電池は1~10%

出典 蓄電池バンク
http://batterybank.jp/glossary/sa/s_discharge.php

エネループの特徴と電池の残存率

shizenhoudenkaden.watch.impress.co.jp/img/kdw/docs/499/566/html/ppt003.jpg.html ※上の画像は2011年時点の情報。

充電池の欠点である自然放電(自己放電)を克服したのが「エネループ」です。自然放電を極力抑え1年間放置しても約90%の残存率があります。

自然放電(自己放電)

エネループ  1年(12ヶ月)に10%
普通のニッケル水素電池 1ヶ月に10~30%

エネループ 電池の残存率 ※公式発表

1年後 90%
3年後 80%
5年後 70%

10年後 70% ※スタンダードモデル(通常モデル)のみ

公式サイト 2018年1月時点の情報(http://panasonic.jp/battery/charge/eneloop.html) 10年後でも残容量約70%保持を実現。(スタンダードモデルのみ)製造後の電池を20℃で保管時の残容量。

■エネループ1年後の容量残存率
エネループ プロ(大容量モデル)
単3 約85% 単4 約85%
エネループ(通常モデル)
単3 約90% 単4 約90%
エネループ ライト(低容量モデル)
単3 約85% 単4 約85%

■充電式エボルタ 1年後の容量残存率
充電式エボルタ(大容量モデル)
単3 約65% 単4 約65%
充電式エボルタ(通常モデル)
単3 約80% 単4 約80%
充電式エボルタe(低容量モデル)
単3 約85% 単4 約85%

出典 パナソニック公式サイト プレスリリース 2013年2月28日
http://news.panasonic.com/jp/press/data/2013/02/jn130228-2/jn130228-2.html

エネループとエボルタの比較 [容量、使用回数、使用時間]

eneloop(エネループ)」と「EVOLTA(エボルタ)」は、パナソニックの電池のブランド名。
エネループは、元は三洋電機の商品で、2009年にパナソニックの子会社となったために、現在はパナソニックブランドに変わっています。

2012年時点での国内市場占有率(シェア)は
エネループ:60%超
エボルタ:約35%

出典 日経トレンディ

2013年にエネループのデザインが変更され、現在は下のものに変わっています。

eneloop panasonic

容量比較(単3電池の例)充電池、乾電池 

eneloop

エネループlite(低容量モデル、水色) 950mAh
エネループ(通常モデル、白) 1900mAh
エネループpro(大容量モデル、黒) 2450mAh

evolta

エボルタe(低容量モデル、白+オレンジ) 1000mAh
エボルタ(通常モデル、白+緑) 1950mAh
エボルタ(大容量モデル、白+黒) 2500mAh

参考:アルカリ乾電池の容量について、アルカリ/マンガン乾電池に電池容量を表示していない理由

アルカリ乾電池などの乾電池は、電気製品によって取り出せる容量が変化して、電池容量が決められないために書かれていません。
例えば、時計やリモコンなどの低消費電流の機器では2000mAhを上回ったり、デジカメやストロボなどの大電流機器では2000mAhを大きく下回ったりします。
充電池の場合は、低消費電流から大電流機器までほぼ一定の電池容量が取り出せるので電池容量が書かれています。

「充電池は低消費電流から大電流機器までほぼ一定の電池容量が取り出せますが、アルカリ乾電池(マンガン乾電池も含む)は使用する機器の消費電流で、取り出せる電池容量が変化すると言う事が言えます。以上の事から、ニッケル水素電池などの充電池は使用する機器にほとんど影響されることなく電池の容量が引き出せるため、電池容量の記載が可能であります。一方、アルカリ乾電池などの乾電池は機器によって取り出せる容量が異なり、電池容量が決められないため電池容量を記載していません。」

出典 Panasonic 公式
http://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/p/1844,1845,1846/a_id/18153

繰り返し使用できる回数(単3・単4電池)

kaisu

ポイント
・容量が小さい電池は繰り返し使用できる回数が多い。
・容量が大きい電池は繰り返し使用できる回数が少ない。

エネループlite(低容量モデル、水色) 5000回
エネループ(通常モデル、白) 2100回
エネループpro(大容量モデル、黒) 500回

エボルタe(低容量モデル、白+オレンジ) 単4:3000回、単3:4000回
エボルタ(通常モデル、白+緑) 1800回
エボルタ(大容量モデル、白+黒) 300回

1回の充電で長い時間使えるのは?(単3・単4電池)

yoryo jikan

①低容量モデル ②通常モデル ③大容量モデルの放電性能比較(単3形、500mA、周囲温度25℃での連続放電時)
出典 公式サイトhttp://panasonic.jp/battery/charge/

ポイント
・容量が大きい電池は、長く使用できる。

エボルタ > エネループ
エボルタ(大容量モデル) > エボルタ(通常モデル)
エネループ(大容量モデル) > エネループ(通常モデル)

充電器 エネループとエボルタの互換性

1つの充電器でエネループとエボルタを充電したい場合は、両方に対応しているモデルかどうかを確認してください。古い型の充電器は、エネループとエボルタの両方の充電に対応していないので注意が必要です。

  充電器の型番
エネループ・エボルタ兼用 BQ-CC11、BQ-CC21~25、
BQ-CC(52・53・55・57)
エネループ専用(一例) NC-TGL01、NC-TGN01、NC-TGU01
NC-TGR01~03、NC-TG1
NC-M47、NC-M58、NC-MR58
NC-MDU01、NC-MDR02
エボルタ専用(一例)

 BQ-CC(02・05・08・10・12・15・20・321・324・390・391・396・560)

※上はBQ-CC02、BQ-CC05…という意味です。

パナソニック公式 充電池・充電器の対応一覧表

急速充電器の充電時間

  • 「急速充電器」は、「通常の充電器」の半分の時間で充電が終わります。

エネループ(通常モデル)単三充電地での比較

[通常の充電器]
1~2本:約4時間
3~4本:約8時間

[急速充電器]
1~2本:約2時間
3~4本:約4時間

  • エネループpro(大容量モデル)では、通常モデルの充電時間の1.25倍、25%充電時間が長くなります。
  • エネループlite(低容量モデル)では、通常モデルの充電時間の0.5倍、半分の時間で充電が終わります。

急速充電器 単三充電地の例
通常モデル1~2本:約2時間
大容量モデル1~2本:約2時間30分
低容量モデル1~2本:約1時間

下は私物の充電器BQ-CC55。色の違いで電池の残量がわかります。

BQ-CC55

※補足(2018年1月調べ)
K-KJ55MCC40 単3形2本を約1.5時間で急速充電可能
K-KJ53MCC40 単3形2本を約3.5時間で充電可能

エネループの1回の充電でかかる電気代

  • 電池一本あたり 0.1~0.2円
  • 4本充電して約1円

BQCC11で充電した場合、1本あたり0.13円 ※4本充電時 0.528円÷4で計算

BQ-CC57で4本充電したときの電気料金 0.756円(公式発表 2017年3月)

充電池とアルカリ乾電池の値段比較 単三・単四(1本当たり)

電池の値段は、amazonで販売している電池の値段(2018年8月時点)。レビュー数が多くて、比較的売れている商品からピックアップしています。

単三 充電池

190~350円、395円

エネループ(大容量モデル) 8本 2160円 1本 258円
エネループ(通常モデル) 8本 2081円 1本260円
エネループlite 2本 598円 1本299円
EVOLTA(大容量モデル) 4本 1580円 1本395円
EVOLTA(通常モデル) 8本 2780円 1本347円
EVOLTA(通常モデル) 4本 1399円 1本350円
Amazonベーシック(1900mAh) 8本 2490円 1本311円
エネロング(2100mAh) 8本 1518円 1本190円

単三 アルカリ乾電池

28円~52円、89円

パナソニック 12本 580円 48円
パナソニックEVOLTA 12本 918円 76円
パナソニックEVOLTA 20本 1788円 89円
Amazonベーシック 20本 1044円 1本52円
Amazonベーシック 40本 1332円 1本33円
東芝 20本 675円 34円
三菱 10本 278円 1本28円

単四 充電池

128~274円

エネループ(大容量モデル) 2本 960円 1本480円 ※2017年時点では2本で670円
エネループ(通常モデル) 8本 2081円 1本260円
エネループlite 2本 264円 1本132円 ※アマゾンプライム会員限定
エネループlite 2本 594円 1本297円
EVOLTA(通常モデル) 4本 1097円 1本274円
Amazonベーシック(750mAh) 8本 1873円 1本234円
エネロング(900mAh) 8本 1518円 1本189円

単四 アルカリ乾電池

29~64円、78円

パナソニック EVOLTA 20本 1282円 1本64円
パナソニック EVOLTA 12本 934円 1本78円
Amazonベーシック 20本 957円 1本48円
Amazonベーシック 36本 1535円 1本43円
三菱 10本 293円 1本29円
東芝 10本 519円 1本52円

今回の調査のまとめ(2018年8月時点)
単三 充電池 190~350円、395円
単三 アルカリ乾電池 28円~52円、89円
単四 充電池 128~274円
単四 アルカリ乾電池 29~64円、78円

アルカリ乾電池と充電池 どちらを買うのが得か

充電池を平均で10年使うとすると

単三電池の場合

充電池:190~350円
アルカリ乾電池:28円~52円

  • アルカリ乾電池を10年の間に7回以上電池交換する電気製品の場合は、充電池の方が得。
  • 電池交換の回数が7回未満の場合は、アルカリ乾電池の方が得。

単四電池の場合

充電池:128~274円
アルカリ乾電池:29~64円

  • アルカリ乾電池を10年の間に5回以上電池交換する電気製品の場合は、充電池の方が得。
  • 電池交換の回数が5回未満の場合は、アルカリ乾電池の方が得。

用途別 おすすめの電池(充電池orアルカリ電池) まとめ

※このページでは、家電機器、家電製品、家庭用電気製品、電化製品などの呼び方を「電気製品」で統一しています。

災害時の備え

  • アルカリ乾電池
  • リチウム乾電池 ※注意:リチウムイオン電池(充電式)ではありません。
  • エネループ(通常モデル) 10年後でも70%の容量残存率(※通常モデルのみ)

※値段を考えるとアルカリ乾電池がおすすめです。
※リチウム乾電池の方がアルカリ乾電池よりもパワーがあり長持ちします。パナソニックの1.5Vリチウム乾電池の場合、使用推奨期限が、エボルタ乾電池10年・アルカリ乾電池5~10年に対して、1.5Vリチウム乾電池が15年となっています。

1~2年以上電池交換の必要がない電気製品

rimokon

(例):リモコン、時計、ガス・石油機器の自動点火など、電力消費が小さいものに。

エネループliteとアルカリ乾電池の値段比較

単三エネループlite:1本299円
単三アルカリ乾電池:28円~52円
単四エネループlite:1本132円 ※プライム会員限定価格
単四エネループlite:1本297円
単四アルカリ乾電池:29~64円

参考:単三エネループ 1本260円

※アルカリ乾電池は、だいたい1年半~2年くらいは電池がもつ電気製品に使うと良いと思います。アルカリ乾電池を1年に1回の頻度で交換するような電気製品には、エネループliteを使った方がお得です。ただし、エネループliteは容量が小さいので通常のエネループやアルカリ乾電池よりも電池が早く切れます。

※マンガン乾電池とアルカリ乾電池が同じ値段の場合は、幅広い用途に使えるアルカリ乾電池の方をおすすめします。パナソニックの乾電池(単三・単四)の使用推奨期限では、アルカリ乾電池が5~10年、マンガン乾電池が2年となっています。

1年以内に電池が切れる電気製品 → 充電池

①一般の電気製品

  • エネループ(通常モデル)

②短時間で、電池を消費する電気製品

camera

  • エネループ(大容量モデル)
  • エボルタ(大容量モデル)
  • エネループ(通常モデル)

(例)
・デジタルカメラ、ストロボ
・ラジコン
・携帯電話用の充電器
・ゲームのリモコン

※注意:大容量モデルは通常モデルと比べると、1回の充電でより長い時間使えますが、繰り返し使用できる回数が少なくなります。
エネループ(通常モデル、白) 2100回
エネループpro(大容量モデル、黒) 500回
エボルタ(大容量モデル、白+黒) 300回

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